top of page

島 岡 桂 / KEI SHIMAOKA

4 - 12 December, 2021
 

栃木県 益子在住

陶芸家 " 島岡 桂 " 氏 の個展を

約2年半ぶりに開催致します

島岡桂-53.jpg

陶芸家 : 島岡 桂

開催日時:

2021年12月4日(土)~ 12日(日)

12:00~19:00

​*会期中 無休

作家在廊日:

12月4日(土)

島岡桂-23.jpg

民藝の巨匠 先代 故 “島岡 達三” 氏より継承した技巧

『縄文象嵌』/ 'Joumon Zougan’

器の表面に組紐を用いて模様を施し

そこに化粧土を埋め込む高度な技術

その技術を更に 島岡 桂 氏 独自の表現へと昇華させた

作品の数々が揃います

島岡桂-78.jpg

『縄文象嵌』

複数の紐を撚り合わせて織る"組紐"を半乾きの素地に転がし

できた筋、矢羽根、点文など文用の異なる縄目に

素地と色の異なる化粧土を埋め込む技法

東京愛宕で4代続く組紐師の家に島岡 達三 氏が生まれ

のちに父・米吉 氏 の組んだ組紐を使い多彩な柄を生み出す

その後 島岡 桂 氏がこの技術を継承

高度な技法を更に独自に昇華させ、渦巻模様など

新たに唯一無二の作品を生み出している

島岡桂-象嵌14.JPG
島岡桂-象嵌11.JPG

祖父は重要無形文化財「民藝陶器(縄文象嵌)」保持者でもある

島岡 達三 氏

幼き日より祖父の背中を見て育ち、憧れ、のちに同じ道を志す

待っていたのは苦しく厳しい修行の日々

達三氏の門下として6年間

最初の1年は職人の側で仕事を見つめ

のちに達三氏の隣で5年

口では伝えられないこの技術を

​見て 躰で ひたすらに覚えていった

島岡桂-40.jpg
島岡桂-38.jpg
島岡桂-象嵌23.JPG
島岡桂-80.jpg

" 正しい工芸の美は 無名の職人たちによって無心につくられた 民衆

言い換えれば 普通の人々の暮らしに役立つ道具の中にある

それらは民衆の工芸

すなわち民藝である "

かつて 柳 宗悦 氏 が唱えた理論

"民藝  -Mingei-"

民藝の美に感銘を受けた濵田 庄司 氏は

やがてそれらの心と技を糧として 自らの創作の基盤を益子に移す

​その民藝美論に生きる望みを見出し

それを実践する濵田 庄司 氏の作品に触発され

のちに弟子入りをした 達三 氏

用の美を追求しながらも無意識の産物ではなく

常に創造を求めたどり着いた技法

縄文象嵌

象嵌とは

「象(かたち)を嵌(は)める」

​古代土器に見る「縄文」と 朝鮮李朝からの一連の作風である印花文などの紋様を連続して施した「三島手」が結び付き

組紐を用いて象を作るという 達三 氏 独自の技法が生まれる

その技術を余すことなく受け継いだ 島岡 桂 氏

​技術のみならず 精神や姿勢

その全てが現代へと受け継がれて行く

島岡桂-26.jpg
島岡桂-29.jpg
島岡桂-97.jpg
島岡桂-30.jpg

そして島岡 桂 氏に創造のインスピレーションを与えるたくさんのもの

伝統の技術を根底に 

民藝を現代に繋げる島岡 桂 氏の造形や色彩の美の根源となっている

島岡桂-100.jpg
島岡桂-81.jpg
島岡桂-32.jpg

十二月

凛とした空気 暖かな陽の光に満ち足りた 益子より

たくさんの器が揃います

島岡桂 DM-2.jpg

角窯 窯変縄文象嵌壷 "梅瓶"

島岡桂 DM-3.jpg

灰釉縄文象嵌壷 "梅瓶・瑠璃"

島岡桂 DM-1.jpg

角窯 白釉縄文象嵌壷 "梅瓶・インディゴ"

島岡桂-19.jpg

白釉縄文象嵌筥 "アメ"

島岡桂-4.jpg

白釉縄文象嵌ダイヤ型扁壷 小

島岡桂-13.jpg

彫絵皿 "6寸・インディゴ"

島岡桂-16.jpg

白釉縄文象嵌小鉢 "インディゴ"

<プロフィール>

島岡 桂 / KEI SHIMAOKA

1978年

筆谷等(日本画家)筆谷淑子(ガラス工芸家)の次男として

益子町に生まれる

1997年

栃木県立窯業指導所卒業後

祖父である島岡達三(人間国宝)の門下として6年間修業

2007年

島岡製陶所を継承する

2011年

東京工業大学百年記念館に

窯変縄文象嵌壷、灰被縄文象嵌扁壷、塩釉縄文象嵌皿を収蔵

2015年

アメリカ・オレゴン州、Mt.HOOD COMMUNITY COLLEGEにて

ワークショップを開催

縄文象嵌のデモンストレーションを行う

アメリカ・オレゴン州、PORTLAND JAPANESE GARDENにて「KIZUNA展」開催

同時に縄文象嵌のデモンストレーションを行う

各地で個展、グループ展を開催

Instagram

@sayadik_1978

島岡桂-92.jpg

そして今回の展示は

先代 “人間国宝 島岡 達三”氏 の作品も

数点併せて展示販売させていただく特別な機会となりました

是非この機会にご高覧下さい

島岡達三-31.jpg

塩釉縄文象嵌壷

島岡達三-53.jpg

窯変縄文象嵌壷

島岡達三-22.jpg

象嵌赤絵草花文湯呑 大

島岡達三-11.jpg

地釉縄文象嵌飯碗 大

島岡達三-24.jpg

象嵌赤絵草花文方壷 中細

島岡達三-16.jpg

象嵌赤絵草花文ぐい呑

島岡達三-5.jpg

象嵌赤絵草花文皿 7寸

島岡達三-6.jpg

象嵌赤絵草花文皿 7寸

<プロフィール>

島岡 達三 / TATSUZO SHIMAOKA

1919年

東京生まれ

柳 宗悦 氏が提唱した「民藝」の思想、精神にかなったやきものを

益子の地で形にした

人間国宝 濱田 庄司 氏 に師事

53年益子に築窯

1962年

日本芸館新作展で日本民芸館賞受賞

国内のみならずカナダ、アメリカ、イギリス、ドイツなどでも

個展を開催

日本の民陶の精神を伝える

1980年

栃木県文化功労章受賞

1994年

日本陶磁協会賞金賞受賞

1996年

民芸陶器(縄文象嵌)で国指定の

重要無形文化財保持者(人間国宝)認定

1999年

勲四等旭日小綬章受章

2007年

没・享年88歳

<作品所蔵美術館>

- 日本 -

日本民藝館

東京国立近代美術館

栃木県立美術館

八戸市立美術館

- ドイツ -

ハンブルグ国立工芸美術館

デュッセルドルフ ヘッチィン ミュージアム

ミュンヘン ドイツ博物館

ミュンヘン 市立美術館

マンハイム 市立美術館

- イギリス -

​ロンドン ヴィクトリア アンド アルバートミュージアム

大英博物館

- カナダ -

トロント ロイヤルオンタリオミュージアム

- アメリカ - "寄贈”

ニューヨーク メトロポリタンミュージアム

ニューヨーク ブルックリンミュージアム

ケンブリッジフォッグミュージアム

ボストン美術館

エイジアンアートミュージアム オブ サンフランシスコ

ロサンゼルス クラフト アンド フォークミュージアム

ホノルルアカデミーオブアーツ

クリーブランドミュージアムオブアーツ

- 中国 - "寄贈”

北京 故宮博物館

島岡桂-84.jpg

現在の新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、

お客様の安全を最優先に、

感染拡大防止策を最大限に取り組んだ上で営業してまいります

・入店に関しまして

混雑時には店内入店人数を制限させていただく場合がございます

あらかじめご了承の程よろしくお願い申し上げます

・営業中、十分に換気を行った上で営業いたします

・マスク着用でのご入店をよろしくお願い申し上げます

・店内ご入店前に入り口にあります消毒液にて

両手のアルコール消毒をよろしくお願い申し上げます

・体調の優れない方はご来店をお控えくださいますよう

よろしくお願い申し上げます

本企画展に関するお問い合わせは下記まで宜しくお願い致します

y a u .

TEL:03-6427-7939

12:00 - 19:00

Mail:yau.tokyo@gmail.com

​※返信にお時間を頂戴する場合がございます

bottom of page